期間工のすすめ

【体験談】無料アパート社宅で一人暮らし!期間工レオパレス住まいが「寮より神待遇」と感じた理由とは?

期間工と聞いて、皆さんはどんな生活を思い浮かべるでしょうか?「寮生活」「相部屋」「自由がない」──おそらく、そんなイメージを抱いている人が多いはずです。実際、私自身もスバルで期間工を始めた当初は、いわゆる“寮”での生活を覚悟していました。しかし幸いにも、運よくレオパレス(アパート型社宅)に配属され、一人暮らしの自由を満喫できました。

そしてスバル退職後、次に働いたのは豊田自動織機です。豊田自動織機では派遣会社に所属している派遣社員として働いていたのでアパート社宅でした。この経験を踏まえて期間工でのアパート暮らしをシェアしたいと思います。

一人暮らしだからこそ味わえた「静けさ」と「自由」

アパート社宅での生活の魅力のひとつに、「休日の過ごし方」があります。スバル寮では共用スペースや寮内集会などがあり、自分の時間が制限されがちでしたが、アパート社宅ではまるで「家が自分だけのもの」。心を休める時間を自由に設計できるのです。

✅ 自炊×週末のルーティン

日曜の午前中はいつも「まとめ買いデー」。近所のスーパーまで徒歩20~30分かけて買い出しに行きました。重い荷物でも、配達の受け取りに余裕があるのがこの生活の気楽さ。

午後は部屋でクッキングタイム。作り置きも含め、3〜4日分の惣菜を調理し、それを冷蔵庫に詰め込むというスタイルで食事準備は一気に楽になります。夜は録画したドラマや好きなアニメを見ながら、ゆっくりビールを飲むことも。

✅ 外出の自由と地元探索

自由時間は「地元探索」に使いました。駅前の書店、居酒屋チェーン、格安マッサージ、散歩道……そんな場所に偶然出会った時の喜びが、生活を豊かにしてくれました。これが寮だと許可制だったり、時間制限があったりで実現しにくいものでした。

✅ 趣味の時間×副業のベースに

自宅での時間を活かし、ブログの執筆や動画編集、SNS運用の下地づくりも進められました。Wi‑Fi完備&静かな環境で集中できるのが、社会復帰への自信につながります。

アパート社宅に住む=自由と責任の両立

社宅だからといって、ワガママが許されるわけではありません。一般アパート生活には「責任」も伴います。例えば、

  • 騒音の配慮:夜中の帰宅や音楽には注意し、「静かに生活できる配慮」が必要。
  • 共用部の守り方:階段や廊下のゴミは自分で管理。 退去時に備える注意:傷や匂いに気を配り、原状回復のルールを守る。

これらの責任を果たすことで、「自由」と「信用」を両立できる賢い大人へと成長できる、と私自身実感しました。

工場勤務との相性が抜群なライフスタイル

期間工特有の「体力を使うけど、時間が区切られている生活」は、アパートでの過ごし方と相性抜群です。

日勤or交替制勤務でも安定した生活リズムが作れる。静かな自室なら、昼夜逆転にも対応しやすい。 残業明けにすぐ横になれる安心感も、寮より集中力が回復します。 自分の時間が本当に自分のものになる喜びは、SNSでも多くの期間工ブロガーが口にしています。

私が本当に得たもの:“一人の自分”と“自由”と“安心”

自分の時間コントロール力  使いたいときに使い、休みたい時に休める。それが可能な環境を手に入れました。 生活リズムの確立  自炊、掃除、仕事のコンビネーション。すべて自分で立て直せる「生活設計力」がつきました。 メンタルの充足  他者による干渉なしで「自分だけの空間」を得られることの安心感は、思っていた以上に大きかったです。

アパート生活にかかる生活コストの実態

光熱費とWi-Fiの出費

アパート生活で真っ先に現実を突きつけられるのが「光熱費」と「通信費」です。スバルの寮(例:東長岡寮や大利根寮など)では水道光熱費が無料、Wi-Fi環境も整っていることが多く、出費の心配をする必要がありませんでした。

しかし、アパート生活ではすべて自己負担。私の例でいえば――

  • 電気代:夏と冬は月6,000〜9,000円、それ以外は3,000〜4,000円
  • 水道代:2ヶ月で4,000円程度(1ヶ月2,000円前後)
  • ガス代:月5,000円前後(プロパンガスのため高い)
  • Wi-Fi代:光回線を個人契約し、月4,000円台

つまり、月1万5,000〜2万円近くが「固定コスト」として発生するというわけです。

これは、寮での生活と比べて非常に大きな違いです。寮での生活では、実質「稼いだ分=貯金可能額」でしたが、アパートでは固定費があるぶん、貯金スピードが大幅に落ちました。

自炊による生活と食費の変化

自炊の自由と負担

レオパレスも含めたアパート生活では、基本的に「食堂がない」=自炊必須です。もちろん、外食や中食(コンビニ弁当)も選択肢ですが、節約しようと思えば結局は自炊に行き着きます。

私の場合、週6〜7日間は自炊していました。

  • 朝:なし
  • 昼:工場の食堂(平日)カップラーメン(休日)
  • 夜:簡単な炒め物や丼物

これにより、1ヶ月の食費はおおむね2〜3万円に抑えることができました。ただし、買い物・調理・片付けをすべてこなす必要があるため、体力的にも心理的にも負担はあります。

スバル寮のように「仕事終わりにそのまま食堂で300円の定食が食べられる」快適さと比較すると、アパート生活は「自由」と引き換えに「疲労」がついて回る暮らしです。

精神的な快適さ vs 寮の気楽さ

精神的な「孤独」と「責任」

アパート生活ではすべてが自己完結です。

鍵の開け閉め ゴミ出し 水漏れの確認 ガスの元栓の管理 隣人とのトラブル防止

すべて「自分で管理する」必要があります。一方、寮生活では管理人が常駐し、トラブル時の対処やルールの明文化がされています。これは「不自由」とも言えますが、「守られている安心感」でもあります。

私自身は「誰にも干渉されない」アパート生活の方が圧倒的に快適でしたが、これは性格によるところも大きいです。常に誰かと会話していたい、周囲の目がないと生活リズムが崩れる――そんなタイプの人にとっては、寮の方が適していると断言できます。

【結論】寮とアパート、どちらが正解か?

正直に言えば、どちらにもメリット・デメリットがあり、一概に「どちらが上」とは言えません。ですが、実際に両方を経験した私の立場から言わせてもらえば――

「人によって“正解”は異なる。ただし、自由を重視する人間にとって、アパート生活は間違いなく“神待遇”である。」

寮は確かにコスパ最強。光熱費ゼロ、食堂あり、通勤も楽。しかし、「管理されている」「ルールが多い」「人間関係が密すぎる」というストレスがあるのも事実。

一方、アパート生活はすべて自分次第。光熱費やWi-Fi代はかかるし、自炊も面倒。だけど、「誰にも干渉されず、好きに暮らせる」という自由は、お金には代えがたい価値がある。

アパート生活が向いている人の特徴

実際に経験してわかった、「アパート一人暮らしが向いている人」の特徴は以下の通りです。

  • 静かな環境で生活したい 他人と距離を取りたい
  • 仕事以外の時間を完全に自分のものにしたい 家で創作活動(絵・音楽・動画編集など)をしたい
  • 自炊が苦じゃない or 節約意識が高い 貯金スピードよりもメンタルの安定を重視したい

逆に、寮の方が向いている人は以下のタイプです。

  • とにかく早く貯金したい 面倒な手続きや家事が嫌い 人と話すのが苦ではない
  • 生活ルールに従うことに抵抗がない
  • 無料の食堂・光熱費に価値を感じる

最後に──自由はお金より価値があると知った

期間工という働き方を選んだ理由のひとつに「短期間で稼ぎたい」「寮費無料で生活費を抑えたい」という考えがありました。

実際、それは正解でした。寮でもアパートでも月20万円以上を貯金に回すことができ、1年で100万円以上を貯めるのは楽勝ですが、貯金だけの面で見ると寮の方がより多く貯まると思います。

でも、アパートに住んでみてわかったのは、

「お金は減るけど、心の余裕が増えると、人生は明らかに豊かになる」ということです。

音楽を聴きながら風呂に入り、好きな本を読み、誰にも邪魔されずに夜更かしし、休日は近所を散歩するだけで幸福感があった。そんな「普通の暮らし」が、寮では得られなかったのです。

総まとめ:寮 vs アパート 比較表

■ 総まとめ:寮 vs アパート 比較表(再掲)

比較項目寮生活(スバル等)アパート生活(レオパレス含む)
家賃・光熱費無料自己負担(1.5〜2万円前後)
食事食堂あり(安価)自炊または外食
プライバシーやや低い(相部屋・共用施設)高い(完全個室)
管理体制管理人常駐・規則あり完全自由・全責任自己負担
通勤の楽さ徒歩 or バス自転車 or 徒歩(立地により差)
自由度低〜中非常に高い
貯金のしやすさ非常に高い中(固定費の分だけ減る)

終わりに

あなたがもし「お金だけを目的に期間工をする」のなら、間違いなく寮生活を選ぶべきです。

でも、もし「心の健康」や「一人の時間」「創作活動」などを重視するなら、アパート生活という選択肢も大いにアリだと思います。

私にとっては、後者でした。

「稼ぐこと」と「生きること」のバランスを考えたとき、アパート生活は確かに“神待遇”だったのです。

-期間工のすすめ