こんにちは、アールです。この記事では、私がスバル期間工として1年半働き、実際に300万円の貯金に成功した方法をリアルにお伝えします。
ネット上では「スバルはきつい」とか「期間工は底辺」といった声も見かけますが、稼げるのは事実です。
今回は、祝い金や手取り、生活費、仕事の実態まで、体験ベースで包み隠さず語ります。
1. スバルを選んだ理由とは?
正直に言えば、当時は選り好みできるような状況ではありませんでした。無職で貯金もなく、すぐに働ける職場を探していた中で見つけたのが「スバルの期間工」でした。
スバルを選んだ最大の理由は、入社祝い金が高額かつ早く支給されること。他社と比べても条件が良く、「これなら短期間で貯金できるかもしれない」と思えたのがきっかけでした。
2. 入社直後に40万円の祝い金(一括支給)の衝撃
当時、スバルでは、入社1ヶ月ぐらいで入社祝い金40万円が振り込まれます。確か10万円と30万円に分割されてた記憶があります。
10万円は1週間ぐらいで振り込まれ、残りの30万円が1ヶ月以内に振り込まれたと思います。(記憶が曖昧ですみません)
これ、本当に衝撃でした。1ヶ月働いただけで給料と合わせると、いきなり60万円近い金額を手に入れることができるわけです。
この瞬間、「期間工って、思ってたよりヤバい(=稼げる)」と実感しました。
3. 給料のリアル:手取り20万〜30万の内訳
スバル期間工として働いていた1年半、私の月の手取りは約25万円ありました。多い月で30万円ちょいぐらい。
少なくとも20万円を下回ることはありません。少ない月はゴールデンウィークがある5月ですね。
お盆と正月はそれぞれ45000円の手当がでました。(お盆手当と正月手当)
しかしゴールデンウィークは出ないんですよ
なので、5月は給料が少ないです。まあその分長期休暇ぎありますが。
ちなみに平均的な給料明細はこんな感じです。

19日間勤務で25万円以上。悪くないですよね。むしろいいですよね?
普通は22日間勤務とかなので30万円近くになりますね。
ライン作業は体力的にキツいですが、夜勤や残業もあるため、手取りが増えやすい仕組みになっています。
基本給+残業手当+深夜手当+手当(満了金など)などが組み合わさり、収入のベースが非常に高く安定していました。
4. 満了慰労金42万円の支給条件とタイミング
スバルでは、1年ごとに満了慰労金が支給されます。スバルは、1年間で42万円が支給されます。
これはメーカーによって違いがあり、1年間で42万円は期間工としては少ない方だと思います。
支給のタイミングは12ヶ月働いたあと給料と一緒に振り込まれます。
例えば9月に入社したら8月分の給料に満了金も加算され振り込まれます。
5. 給料と満了金が一括で振り込まれる驚きの瞬間
スバルの期間工として働いていて最も衝撃的だったのが、満了月に給料と満了慰労金が同時に振り込まれたときです。
その月の振込額は約60万円あり、給料明細を見て「おっ!!」と声が出ました。
普通の仕事をしていたら、こんな金額が一度に手に入ることなんてまずありません。これが「期間工ならでは」の醍醐味だと実感しました。
こちらが満了月の給料明細です。

1ヶ月の給料に60万円振り込まれるなんて最高ですね。
6. 運良くレオパレスに住めた話(住居費ゼロ)
スバルの期間工は基本的に寮に入るのですが、私は運良くレオパレス物件(個室)に住めました。
- 風呂・トイレ・キッチン付き
- 工場まで徒歩10分
- 寮費・光熱費すべて無料
住居費と光熱費がかからないというのは、貯金を増やすうえで本当に重要です。これだけで月5万円以上の支出が浮いている感覚でした。
しかし、レオパレスなので家に帰ってからは自炊をしていたので、寮生活の特権である食堂が利用できなかったのは、それなりに痛い出費になっているかもしれません。
まあ、それでも食費は寮生活に比べてプラス1万円ぐらいかなとは思います。
7. 出費を抑える生活スタイル
生活スタイルもシンプルでした。
- 昼は食堂で300円前後の定食
- 休日は寝るか動画を見る
- 飲み会や交際費はゼロ
当時の私はこれといった趣味がない人間だったので、休日は基本的に外に出ずに過ごしていました。結果として、意識せずとも浪費しない生活が成立していたのです。
そのため月の出費は5万円ぐらいでした。
主な出費は3つ。
- 携帯代
- ネット代
- 食費
やはり、住居費と光熱費がないのが大きいですね。
8. 300万円に到達するための実際の月別シミュレーション
以下は、私の実際の貯金シミュレーションに近いものです:
- 初月:祝い金+給料 (10日分)→ 約50万円
- 2〜18ヶ月目:月25万円手取り×17ヶ月 → 425万円
- 満了月:12ヶ月満了金 → 約42万円
- 満了月:6ヶ月満了金 → 約20万円
合計で約527万円の手取りがあり、ここから毎月5万円の出費(18ヶ月=90万円)を差し引いて貯金は約437万円になります。
あれ?437万円?多くない?
貯金300万円じゃなかったの?と思いますよね?
私も思います。
少し驚いています。137万円どこに行ったんだと。
この期間に私は歯列矯正をしたんです。
なのでスバル期間工一年半で貯金は300万円でした。
歯列矯正の他にも色々と出費はあったと思います。
なので、上手くやれば一年半で貯金400万円はいけますね。
期間フル満了の2年11ヶ月なら貯金800万円いけます!
9. スバル工場の仕事の実態(ライン作業・人間関係など)
ライン作業は本当に大変でした。体力的にはもちろん、単調な作業の繰り返しなのと、ミスをしたら班会議になるので精神的にもくるものがあります。
ですが、職場の人間関係は意外とドライで、淡々と働く人が多かったです。職場の空気に馴染めれば、あとは作業に集中すればOKという感じでした。
ただし最初の2ヶ月間は体力的に結構しんどいです。
1ヶ月目は作業を教わります。
当時の私は30歳で、私に作業を教えてくれる方は10歳ぐらい年下の方でした。
それでも丁寧に教えていただいたので今では感謝しています。
中にはタメ口を聞いてくる人もいるとか噂を聞きますが、私の知る範囲では全然そんなことはなかったです。
2ヶ月目からは1人で作業するわけですが、ここさえ乗り越えればあとは楽です。
1人で作業し始める最初の1週間はかなりキツかっだです。
それでも週を重ねるごとに体が慣れていくので楽になっていく感じでした。
体が慣れるまでの辛抱です。あとは軽くバネ指のような状態にもなりました。
※バネ指=指を曲げて伸ばそうとしたときに、弾くようなバネに似た動きをする状態のこと。
バネ指は期間工の組み立て工程だと軽度のものにはみんななると思いますので、意外とあまり心配する必要はありません。
10. メリットとデメリットを包み隠さず話す
【メリット】
- とにかく稼げる(未経験でも年収400万超)
- 家賃・光熱費ゼロ
- 短期間で貯金が作れる
【デメリット】
- 作業はきつい(体力的・精神的)
- 契約満了で必ず終わる(2年11ヶ月)
- 寮環境に当たり外れあり
11. まとめ:スバル期間工は総合点で考えれば最適解
私にとって、スバルの期間工は「働きながら人生を立て直す手段」としては総合点で最適解でした。
収入の面で言えばトヨタ自動車のほうが稼げます。
トヨタだと半年で満了金が50万円とか支給されます。
しかし、その分厳しいんです。
一方でスバルは結構ユルいんです。
つまりスバルの方が職場環境が良くストレスも少なく働くことができました。
実際、周りの期間社員、正社員問わず皆さんいい人達で感謝しています。
短期間で貯金を作りたい、でもスキルもキャリアもない……そんな人にとっては、期間工は今すぐにでも選択肢に入れるべき仕事です。
この記事が、期間工を検討している方の参考になれば幸いです。